DJ YESYES & Simon Frank
DJ YESYES aka Park Daham
韓国ソウルを拠点に活動するDJ/キュレーター/レーベル運営者。2012年より音楽レーベルHelicopter Recordsを主宰し、音楽の紹介と流通、コミュニティ形成を横断する実践を継続している。2015年にはDJ、執筆、デザイン、パーティーでアジアの魅力を伝える2人組、SOI48との関わりを契機に、アジア各地の音楽を紹介するAsian Music Partyをソウルで立ち上げ、現在まで継続的に企画を行っている。
韓国のインディー音楽シーンと音楽家たちを追ったドキュメンタリー映画『パーティー51』ではキーパーソンの1人としても出演している。上映&ライブツアーも日本各地で行われた。
*パーティー51 日本語字幕版【公式】
また2017年からは、Boyeon Marta Shinと共にアジア全域の実験的/即興的/インディペンデント音楽を結ぶネットワークプロジェクトA Melting Potを共同で組織。韓国における新世代クラブ/実験音楽の動向を紹介するアンダーグラウンドコレクティブQuick-Dieの創設者でもある。これまでに、日本のミュージシャンやDJの韓国公演も多数オーガナイズしており(例えば空間現代、テニスコーツ、角銅真実、Texas3000、食品まつりa.k.a Foodman等)、また近年ではアジアのみならずヨーロッパやアメリカを含め世界各地のミュージシャン/DJたちのソウル公演を担当している、いわば東アジアにおけるハブのようなオーガナイザーでもある。月に4〜5本にもわたるオーガナイズなどの活動を通じて、日本を含むアジア各地のアーティストやシーンを接続してきた存在であり、韓国と日本をつなぐ重要人物の一人としても知られている。
*DJ yesyes aka Park Daham – “4. わがままおやじの独り言、カナダで生きてます” Vincent Radio Dec. 2016 Vincent Archives
DJとしては、実験音楽からポップスまでを新旧問わないジャンルレスな選曲が魅力。状況や空間に応じて音楽を選択する柔軟なアプローチで知られ、過去の音楽から学び、それを現在の文脈で解釈し未来へ接続することを重要なテーマとしている。自身の活動について明確な役割に限定せず、音楽を人々と共有する行為そのものを実践として捉えている点も特徴的である。
*DJ Yesyes – The Internatiiional presents @ Modeci Seoul(Feb 2025)
2025年8月からは乙支路4街にて写真ギャラリーCORDと共同で空間運営を開始し、レコードストアHelicopter Recordsもスタートさせた。Helicopter RecordsからはForbidden Hawaiian Sound ServiceとENDY CHENが、金沢、富山、新潟を車で巡りながら、ハードオフで収集したレコードのみで完成させたミックステープもリリースさせた。

今回のSimon Frankとのツアーでは、サポート的な立場を含めながら共にDJ名義のDJ YESYESとして出演をする。また、JO-HOUSEソウル出店DJカレーパーティーをオーガナイズした経緯もあり、ESŐではJO-HOUSEの出店も予定されている。

Simon Frank
カナダ生まれ〜ニューデリーと北京で育ち、現在は上海を拠点に活動するアーティスト、Simon Frank。高校時代より音楽活動を開始し、2000年代後半の北京に形成されたノイズ/エクスペリメンタルロックのシーンの中で演奏経験を積む。インド古典音楽やフリーインプロヴィゼーションに着想を得たドローンやループの実験から出発し、その後はポストパンク以降の電子音楽を独自に解釈したサウンドへと発展。アウトサイダーポップの感覚とダンスミュージックの身体性を併せ持つスタイルを特徴とする。
*Simon Frank – What’s the Point?
その音楽は、ミニマルシンセ由来のヴォーカル表現に、アシッドハウスのベースライン、ドラムマシン、ブレイクビーツ、ダブエコー、ダンスホール的な低域処理などを組み合わせたもの。80年代インダストリアルやポストパンクの系譜を背景にしながら、クラブミュージックの構造とライブパフォーマンスの即興性を横断する独自のサウンドを展開している。
*BIELIVE#14: Simon Frank
これまでHot & Cold、Love Theme、Love Research Instituteなどのバンドに参加。Hot & ColdではGong Gong Gongのメンバーとしても知られるJosh Frankと共演し、Love ThemeではAlex Zhang Hungtai、Austin Milneと活動を行っている。
*Gong Gong Gong, Hot & Cold and The Offset: Spectacles – Rhythm n’ Drone II | 節奏與嗡鳴二
また、自身が主宰するイベントシリーズ「XMQ Presents」では、John T. Gast、Phuong-Dan、Tolouse Low Trax、First Hate、Yearning Kruなど国内外アーティストの公演を企画し、上海のアンダーグラウンドシーンにおけるキュレーターとしての役割も担ってきた。
最新アルバム『Victim of a New Age』は、東京のプロデューサーMars89が主宰するレーベルNocturnal Technologyの10作目として2025年8月にリリース。Elektron Digitaktなどを用いたサンプルベースのビート構築と、ポストパンク的ヴォーカルを組み合わせた9曲を収録している。
*Simon Frank – Victim of a New Age
『Victim of a New Age』について、Simonはこのように述べている。
「上海は多くの点で北京よりも暮らしやすいが、容赦なく商業主義的でもある。いくつかの歌詞を書くときには、文化が単なる消費の対象にすぎない場所で文化を創るということがどういう意味を持つのかについて考えていた。アルバム制作の終盤にはウィリアム・ギブスンの作品を多く読んでおり、その先見的で(暗い)未来像だけでなく、過去のイメージや観念が私たちをどのように付きまとっているかという彼の描写にも刺激を受けた。振り返ってみると、このテーマは「Victim of a New Age」や「Classic Cars」にも現れていると思う。」
商業都市の内部で文化の意味を問い直す視点と、サイバーパンク的な時間感覚を背景にした音楽を展開するアーティスト。NOMADSŪQでは北陸初のライブパフォーマンスとなる。

